今回は、日本で一般的に知られていることを裏付ける内容の記事です。
「何気ない日常をYouTubeデータから読み解くと、どのように見えるのか?」という視点で、少し角度を変えた検証を行ってみました。
肩の力を抜いてご覧ください。
広く知られていることではありますが、動画視聴のトラフィックには、利用者が集中する時間帯が存在すると言われています。
そこで、PLT Logicを使用して調査を行ったところ、「午前」「夕方」「夜」と、1日に3回ほど大きなピークラインを描く時間帯が、毎日のように存在することが観測されました。※下図 ( PLT Logic観測データ )
このピーク時が重なる現象は、観測したすべての投稿動画に共通して見られ、観測データでは、夜間ピーク時の視聴トラフィックは通常帯と比較して約7倍前後に達するケースも確認されました。
人々の“隙間時間”が重なり、多くの人が同時にディスプレイへ目を向けている様子が伺えています。
では、その一連の行動について考察してみましょう。
午前のピークは、早い日ではAM7:00頃から始まり、平日はAM9:00〜11:00頃までに最大到達点を迎える傾向が見られました。
この時間帯は、一般的に通勤・通学、炊事洗濯、仕事の合間など、“隙間時間”に該当すると考えられます。
多くの人が、電車・バス・自動車で移動しながら、スマートデバイスを利用して動画や記事、ナビなど、さまざまな情報へアクセスしている様子が想像されます。
いわゆる「ながら視聴」が活発になる時間帯と言えるでしょう。
考えられる利用者像
時間に追われている人
気分やテンションを維持したい人
視聴習慣が定着している人
など
+ スマートデバイスを日常的に利用している社会人層
PLT Logicで観測された主な動画ジャンル
教養系動画(教材)
ニュース・情報系動画
音楽・エンタメ系動画
閲覧者の多くは忙しく、時間を節約するために日常的に「ながら視聴」を行っていると考えられます。
そのため、ITとの距離感が近い、比較的ヘビーなユーザー層が多いのではないかと推察できます。
この時間帯は、緩やかな視聴数の伸びが特徴的でした。
自宅や外出先から、ゆったりと端末を眺めている様子が伺えます。
視聴ジャンルは幅広く、
音楽・エンタメ系動画
ニュース・情報系動画
教養系動画(教材)
などへの反応が見られました。
また、まだ未検証ではありますが、終業・下校時間とも重なるため、若年層向けの「アニメ」や「アニメソング関連動画」なども、この時間帯に伸びている可能性があります。
考えられる利用者像
学校や会社から帰宅途中の人
視聴習慣がある人
リラックスタイムを求めている人
など
+ スマートデバイス、パソコン、スマートTVなどを活用している人
この時間帯の閲覧者は、一日の目標やルーティーンを終え、休息を兼ねて動画を視聴していると考えられます。
午前帯と比べると、束の間の時間を楽しむ“ライトユーザー”が多い印象です。
この時間帯は、1日の中でもっとも全ジャンルの視聴数が跳ね上がる時間帯でした。
情報収集、娯楽、教養、音楽など、多様な目的のトラフィックが入り乱れており、PLT Logicの観測結果でも特に高い数値の伸びが確認されています。
未検証ではありますが、プライベートタイムを過ごす人が増える時間帯でもあるため、「ショート動画」の連続視聴が増加する時間帯なのではないかとも考えられます。
考えられる利用者像
時間に余裕がある人
視聴習慣がある人
リラックスタイムを求めている人
新しい情報を求めている人
推し活をしている人
など
+ スマートデバイス、パソコン、スマートTVなどを活用している人
視聴されているジャンルも非常に幅広く、
エンタメ系動画
音楽系動画
ニュース・情報系動画
教養系動画(教材など)
推し動画
などが活発に視聴されていると考えられ、さらに未検証ながら、「スポーツ系動画」「ショート動画の連続視聴」
なども、この時間帯の特徴として挙げられると考えられます。
ただ、実際にデータを観察していると、この現象は単なる数字の羅列ではなく、とても壮大でドラマチックなものに感じられます。
大勢の人々が、同じ時間帯にそれぞれ異なる動画を視聴している。
その数値の波を眺めていると、ふと、
「この動画市場の裏側では、どれほど多くの人たちが汗や涙を流し、夢を乗せて作品を作り続けているのだろう?」
そんな、不安と期待が入り混じった不思議な感覚を覚えました。
あなたは、これからの動画市場にどの様な展望を願いますか?
少しだけ舞台裏を想像しながら動画を楽しんでみると、いつもの動画視聴が少し違って見えてくるかもしれません。
ぜひお試しくださいませ。
ではまた。